コロナ禍のマッチングアプリの出会い
普段出会わないような男性とも繋がるのが、マッチングアプリ。
ひろさん
バツイチ
3つ設計事務所経営
趣味:海外旅行、サーフィン、ゴルフ
おしゃれなイケおじ
5歳年上 55歳(現在)
先手はひろさん。
ひろさんがいいね!から、始まった私たちのやり取り。
ん?この人会社3つも経営してるんだ〜
っていう印象以外、何も特に思わなかったくらいまともな人。
(まともな人、久しぶり)
マッチングアプリって、プロフィール写真、自己アピール文から、おおよその性格ってわかったりするんだよね。
プロフィールに写真を載せないタイプ
ひろさんは、プロフィールに自分自身をのせてなかったの。
豪華な食事、海外のビーチ、飼い犬の写真。
わんちゃんの写真が来たところで、現実にいる人なのね。とホッとしたけどね。
写真を載せないのをどう思うかは、人それぞれだと思うだけど、
私はそれが、妙に普通でまともな人に思えちゃうんだよね。
(どんな人かわからないから、ちょっと賭けではあるけど・・・)
例えばね、
マッチングアプリの写真には、いろんなタイプがあるでしょ?
- 上半身裸で、自分の筋肉ポーズしている人
- 変顔している人(いや、なんでそれチョイスした?)
- 悲しそうに真顔している人
- やたら、自撮り写真何枚ものせている人
- プロにとってもらっただろう写真の人(ガチ勢の一身か?)
こういう写真は、
相手を知る手がかりにはなるのだけど、
私の好み的には、写真は控えめ、自己アピールも普通の方が信頼できる。
年齢を重ねるたびに、自分に自信がなくなったりすると思うのね。
だから、妙に白い歯ギラギラさせて笑っているよりは、年相応なのかな〜と理解できる。
(加工しているとか、もう、ない笑)
なんなら、説明が少なめの方が
好感度高いし、期待値も高い。
んで、話はひろさんに戻るけど、ひろさんは私と繋がってすぐに
「もしよかったら、ネコ子さんのもっとはっきりしたお顔、見せてもらえないかな〜」
って、言ってきたの。
自分の写真を載せなくても、今後のことを考えるとやっぱり、相手のビジュアルは気になるんだね。
私はいつも、自分の写真は1枚だけ載せる。
しかもはっきり見えない写真。(プライバシー保護のため)
写真をあまり公開したくないっていう感性
私たち、よく似ていたんだよね。
でも、会う前提でやり取りするなら、たしかに写真はお互いみて、相手を確かめたいよね。
「わかりました!!」
とお互いの写真を交換したところ、
ひろさんは理知的な若々しいイケおじ。
「あ、ぼくネコ子さん、タイプです」と、とりあえず第一関門通過。
うん、私もひろさん、全然いける!
そこから始まったひろさんはとのやりとりは、
メールのやり取りもひつこくない
たまにする電話の会話も、なかなか面白い
この人なら、会って食事をしても話に困ることもなさそうだし、歳相応で、楽しそう!
マッチングアプリこれがないと始まらない
でも、その頃、ちょうどコロナが蔓延してて、
このひろさん高血圧だそうで、自己管理を徹底してた。
コロナにどうしてもかかりたくないそうで、会うための外出を渋った。
電車に乗るのも嫌だというし
なんなら、必要以上に人に会うのも避けていたの。(仕事はされていたけどね)
「もし、きてくれるなら、電車賃払うし、車で来るなら、駐車場代出すよ。美味しいものご馳走するからくる?」
って言ってくれていたけど、
できれば外出したくないのは、私も同じでしょ?
いい感じの人だな〜って、お互い好印象を持ちながら
半年くらいやり取りをしたけど、結局、会えなかった。
と、いうより、お互い合わそうとしなかった。
タイミングもなかなか合わなかったのもあったけど、
もし会いたい気持ちがあれば、コロナが収まるまで電話とメールのやり取りを引っ張ることもできた。
でもコロナを理由に、お互い、そうはしなかった。
だって、会おうと思えば、どちらかが行動するよね。
たとえ、そこそこ良い印象を持っていたとしても
会わなければ、それ以上何も始まらないのがマッチングアプリなんだよね。
やっぱり、マッチングアプリのような人工的な恋愛は、スタートが控えめ。
どんどん前のめりにいかないとね、発展しないんだよね。
男として、全然ありなひろさんだったけど、
会えなかったのは、やっぱり縁がなかったんだと思うし、
やり取りしていても、結局会っていないから、ひろさんになんの感情もない。
「心臓は大丈夫ですか?」
くらいの言葉しか今、思いつかない。
あんな半年間も話したりしたのに、なんか出会いって不思議だね。