突然始まった肌トラブル、原因不明のかゆみ・湿疹…。

こんにちは、ネコ子です。
わたし、アラフィフになるまで、肌トラブルとはほぼ無縁でした。
「乾燥かな?」と最初は軽く考えていたんですよね。
それが数日たってもよくならず、気がつくといっぱい湿疹のようなものが出てきて……。
特にひどかったのが、夜。布団に入って体があたたまると、かゆみがどんどん強くなって、もうガマンできなくなる!
お風呂上がりも同じようにかゆくなり、あ〜〜〜!!!って、ついかきむしっていました。
そのせいで、手の甲や指がぼろぼろ。人前に出すのもちょっと恥ずかしいくらいになっていました。
「これはもう自力じゃ無理かも」と思い、皮膚科を受診したのが今から3年ほど前のことです。
ちょうど年齢的にも更年期に差しかかる時期。「これが、体質の変化ってやつ?!」と戸惑ったのを覚えています。
更年期の手のかゆみ|ステロイドの代わり
さっそく皮膚科へ行き、“ステロイド”という塗り薬が処方されました。
これまでこれといって肌トラブルがなかったので、早く治したい一心で、出されたステロイドをたっぷり塗っていたんです。
実際、塗るとかゆみはすぐにおさまります。目に見えて改善するので、効いているの実感はありました。
でも、使うのをやめるとまた出てくる。しかも、前より少し悪化しているようにも思えて。
ステロイドで炎症を抑える → やめる → 再発……の繰り返しに、ちょっともう、うんざり。
アレルギー検査、水虫検査、血液検査など、いろんな検査も受けました。
でも「これだ!」という原因はわからず。
結局どんどん強いステロイドが出されて、「ああ、またステロイド……」とため息をついてばかりでした。
もちろん、薬としての効果はあるし、必要なときには使いたい。
でも、「ずっとこれを塗り続けるしかないのかな?」という不安も感じるようになったんです。
そんなとき、「ドクダミって、炎症にいいらしいよ」と教えてくれた人がいました。
ドクダミってくさくない?でも気になる
ドクダミと聞いて、まず思い浮かんだのはあの独特なにおい。
庭や道ばたでもよく見かけるけれど、正直いいイメージはなかったです。独特のにおいの花、という印象しかなくて。


でも調べてみると、抗炎症作用・抗菌作用があるとのこと。
肌荒れやかゆみにも効果が期待できると知って、まさに私の症状にぴったり!
しかも、中国やベトナムでは食用として使われているんだそうです。
漢方として活用されていて、内側からのケアにも使えるとか。
見かけによらず、かなり万能な植物なんだなと驚きました。
それなら、一度試してみたいじゃないですか!
ちょうど花が咲いている(6月)時期が、いちばん効能が高いよ。
そう聞いて、さっそく通勤の帰り道にドクダミをつんで帰ることにしました。
ドクダミチンキを手作りしてみた
摘んできたドクダミは、まず水でしっかり洗います。


ボウルにためた水でつけ洗いして、虫や土の汚れを落とします。
その後キッチンペーパーで水分をとります。
半分は「チンキ(薬用抽出液)」に、残りはドクダミ茶にすることにしました。
ドクダミチンキの作り方(日本酒バージョン)
生のドクダミの葉(または全草)…適量(200〜300g程度)
日本酒(ホワイトリカー35度以上の焼酎やウォッカでも可)…ドクダミが浸る量(500ml〜1L)
保存瓶(広口のガラス瓶など)



ガラスの瓶は衛生的におすすめです!


【作り方】
キッチンペーパーや布巾などで水気をしっかり拭き取ります。
採取したドクダミを水でよく洗い、土や汚れを落とします。
必要に応じて適当な大きさにカットします(瓶に入るサイズでOK)。
消毒した保存瓶にドクダミをぎっしり入れます。
ドクダミがしっかり浸かるまで日本酒(ホワイトリカーなど)を注ぎます。
フタをしっかり閉め、冷暗所に保存します。
約2週間〜1か月、毎日1回瓶を軽く揺らして混ぜます。
中身をガーゼや茶こしでこして完成!
実際に作ったものが、これ!


香りは独特だけれど、どこか落ち着くような、懐かしいような不思議な香りです。
自分で作ったということもあって、完成したときはちょっと嬉しくなりました。
それにやっぱり手作りは、原材料がわかってるから安心ですよね。
自家製ドクダミ茶も作ってみた
チンキに使わなかった残りのドクダミは、束ねて窓際に吊るして乾燥させました。
(荷造りのビニール紐しかなかったので 少しダサいw)


数日たつとドライフラワーのようになり、パリパリに。
それをミルで粉砕して、このようなドクダミ茶の完成です。



私は、茎も一緒に粉砕しました。





ミキサーにかけると、だいぶ少なくなっちゃうね!


お湯で煮出して飲んでみたら、思っていたよりも飲みやすかったです。
ジャスミンやルイボスティーのような「体によさそうな香り」といった印象。でも嫌なクセもほとんどありませんでした。
わたし、個人的には好きな味です。
実際にドクダミチンキを使ってみた感想
もしかして少しヒリヒリするかもと、最初は心配していましたが、刺激はあまり感じませんでした。
日本酒なので、もちろんアルコール感はあるけれど、すーっと肌にしみこんでいくような感じ。
かゆい部分にも、思ったよりピリつきはなかったです。
これ、飲んでも美味しいかも?と思わせてくれるくらい、いい香りでした。
1週間使ってみて感じたこと
お風呂上がりに毎日使って、1週間ほどたったころ。
「あれ、今日はそんなにかゆくならなかったかも」と思える日が出てきました。
赤みも少し減ったように感じます。かゆみが落ち着いた分、掻きむしることが減ったからだと思います。
ステロイドほど即効性はないけれど、じんわりと肌を整えてくれている感じ。
焦らず、気長に使ってみるのがよさそうです。
ちなみに、手にぬるだけじゃ、もったいない!と思い、顔にも塗ってみました。
(なんでもやりたがる性分なので…w)
こちらも、みちがえるほど!と速攻性はないものの、翌朝はつるんとキメが整ったようなきがしました。



保湿力を強めたいなら、グリセリンを混ぜるといいよ!





3週間経ったドクダミちんきにグリセリンを加えたもの。冷蔵庫で冷やすと肌に塗ったとき、ひやっとして気持ちいいです。


ドクダミチンキのよかったこと・気をつけたいこと
よかった点
- 肌への刺激が少なく、毎日安心して使える。
かゆみが少し抑えられる。 - 自分で作ったという達成感がある。
なにより、楽しい! - 香りが心地よくて、スキンケアの時間がちょっと楽しみになる。
注意したいこと
- アルコールを含むので、敏感肌の人はパッチテストをしてください。
- 保存は冷蔵庫が安心。防腐剤が入っていないため早めに使い切るのがベスト。
- チンキの濃度によってはピリつく可能性もあるので、様子を見ながら使うのがおすすめです。
まとめ|ドクダミチンキを“選択肢のひとつ”に!
ドクダミチンキを使ってみて、残念ながら、「これさえあれば完璧!」というものではないと感じています。
即効性を求めるなら、やっぱりステロイドにはかないません。
肌は人それぞれ違うし、そのときどきで状態も変わりますよね。だからこそ、いろんな選択肢を探すのが大切だと思います。
でも私のように、今後なるべくステロイドは使いたくないって方なら、試してみるのもいいと思います。
ゆるやかでもいいから、安心して内から原因を改善していけるものを使いたいですものね。
今回は、なにより自然の力を借りて、自分の体と向き合う時間を持てたことは、思っていた以上に心にゆとりをくれました。
最後に、においが気になっている方へ。日本酒に漬け込んだドクダミは、予想外にクセになるにおいです。
同じように謎のかゆみや炎症に悩んでいる人がいたら、こういう方法もあるんだなと参考になればうれしいです。
また、その後の経過も報告しますね。