男性の職場で働く女性に、男性職場の実態を聞いてみたい!
「男性が多い職場って、どんな感じなんだろう?」と気になっている方もいるのでは?
私自身、18年間男性職場で働いてきましたが、実際のところ、誰にとっても働きやすいとは言えません。
でも、女性が多い職場での悩みを感じている方には、男性職場が新鮮で過ごしやすいと感じるかもしれませんね。
とはいえ、どんな職場でも一番大切なのはやっぱり人間関係なんですよね。
この記事では、その違いをわかりやすくお伝えします。
この記事はこんな人に読んでほしい/
- 今の職場にちょっと不満を感じている女性
- 男性が多い職場ってどんな感じか気になる女性
- 女性が多い職場での人間関係に疲れちゃっている女性
- 男性職場で働き始めてちょっと不安な女性
男職場で働くメリット
男性職場は女性に優しい
元々、男女の社会的、生物学的違いから、たいていの男性は女性に対して紳士に接してくれます。
男性が多い職場では女性は少数派となり、その特異性から他の男性社員からの配慮を受けやすくなるためです。
なので、重い荷物を運ぶ力仕事は、自然と男性が引き受けてくれたり助けてくれますし、協力的です。
また最近では、ダイバーシティの観点から、男性社員が女性社員に対してより協力的、またはサポート的になる傾向があります。
女性職場のようないじめはない
男性が多い職場では、女性職場特有のややこしいいじめや仲間はずれはほとんどありません。
少なくとも私の職場では、少数派の女性を男性職員が仲間はずれにしたり、陰湿ないじめをするということは全くありません。
その背景には、男性は無視をしたり、仲間はずれにして何かを主張するといったことはしません。
なので、女性に対してマウントをとったり、ライバル視することもあまり見受けられません。
この点が、男性職場の最大の利点だと言えます。
恋愛のチャンスが多い
男女は、一緒の過ごす時間が長いほど、恋愛に発展する率がグッと上がると言われています。
男性の職場では、数少ない女性がチヤホヤされますし、もし紅一点の存在ともなれば、男女の比率から考えても恋愛のチャンスが増える可能性は高いでしょう。
男職場で働くデメリット
男性有利
男性が多い職場で働くと、女性は性別によるステレオタイプや偏見にぶつかることがあります。これが原因で、自分の能力や貢献がしっかり評価されず、キャリアの壁にぶつかることも。
例えば、同じように頑張っていても、昇進やリーダーシップのポジションに就くのが難しくなることがあり、これがいわゆる「ガラスの天井」と言われるものです。
>ガラスの天井とは?
「ガラスの天井」というのは、女性が職場で上のポジションに目指していても、見えない壁があってそれ以上進めない状況のことを言います。頑張っても、その壁のせいで上に行くのが難しい、そんな状態を指す言葉です。見えないけれど、確かに存在している障害。
男性は細やかなことに気がつかない
男性は、女性に対して細やかな対応や、感受性のことに気がつかないことがあるかも知れません。
男性の思考や会話って、直接的で、結果重視のことが多いのです。
女性のように相手の感情や考え推測し、そしてそれに対応しようとしない傾向があります。
女性ならではの会話ができない
女子の悩みは、女性にしか分からないことってありますよね。
同じ職場に女性がいたら、家庭のこと、子供のこと、体調のこと、
同じ立場で共感ができたり、励まし合えたりできる心強い仲間です。
それが、やはり男性とは、ちょっと難しいところだといえます。
男性の職場の実態
デリカシーがない
最近は、コンプライアンスの強化で、大分デリカシーのない発言、行動に気を遣う人も増えましたが、
やっぱり、ゼロではないです。例えば、
- 彼氏いるの?
- 結婚はしないの?
- もう子供産めないよね
- その歳で男性にセクハラとか、言えないよね。
- 最近、太ったんじゃない?
- オナラをする
- 臭い
など、男性は悪気がなくても、受け取る女性側としては、気分が悪くなったり、悲しくなることもありますよね。
雑用を押し付けられる
男性の職場というのは、考え方次第では、男性が優位に働く職場、業種とも考えられます。
その結果、女性が雑用を担当することが「当然」という傾向があり、その役割を期待されて採用されるケースも多いです。
男性は、お茶を出したり、タクシーの手配、お客さまの対応の準備をしたりするのを女性の仕事だと思う節がいまだに残っています。そういえば、「庶務」に従事する男性は、全くいません。
男性ばかりの職場で気をつけること『体験談』
女子特有の事情
月一、女性特有の”アレ”がありますよね。
もちろん男性社員は、男性ですのでそれに伴う女性の事情に対して、扱い方が分かりません。
かといって、とてもデリケートな事柄なので、ここだけは、はっきり伝えることは難しいですよね。
今日急にアレが来ちゃって、体調悪くって〜
うわぁ、それは大変。こんな時女性職員がいると心強いんだけどね〜
私的なことを言わない
男性は、女性のように人の噂話をしないと思いますか?
そんなことはありません。男性もわりとうわさを広げてくれます。
なので、ちょっとした事が気になる女性は、その辺の公私をきっちりわけて、なるべく深いところまではざっくばらんにならないようにベターです。
はっきり意思表示する
男性は、伝えなきゃ、伝わらない生き物です。
それに加え、女性の感情的な態度が苦手でめんどくさがります。
男性に気持ちを伝えるときは、冷静に自分の意思表示をするように心がけましょう。
そうすることによって、コニュニケーションが円滑にとれるようになります。
男性ばかりの職場に向いてない人
察してほしい人
残念ながら、男性は、「言わないとわからない」という人が多いです。
それには男性と女性の脳は、構造的、機能的な大きな違いがあるからです。
女性は言葉で伝えなくても、相手の表情や雰囲気で、状況を敏感に捉える一方、
男性は直接的にはっきりコミュニケーションを取らないと理解してもらえないようです。
なので、いちいち言わなくても察してほしい!という考えの女性だと、ストレスがマックスになりうる環境です。
自分の意見をはっきり主張できない人
男性職場では、女性自身も自信を持ち、対等に意見がはっきり言えることが重要です。
女性が遠慮がちで意見を言えない場合、その意見やアイデアは職場で反映されません。
こういう状況は、やがて女性自身の働くモチベーションや職場への不満につながってきます。
現に、男性の意見だけ重視されている職場では、モヤモヤとした気持ちで過ごしている女性職員も少なくありません。
まとめ
男性の職場は、働く女性にとって、良い面も悪い面もあります。
男性の職場で働くメリットとして、
- 女性職場特有のいじめや揉め事はない。
- 男性は、基本女性に優しい。
- 恋愛のチャンスが多い。
反対に、デメリットは、
- 男性優位に仕事が進みやすいため、出世しにくいかも
- 雑用を押し付けられる可能性がある。
- 察してはくれない
- 女性特有の身体のことは気がつかないし、言いにくい
- デリカシーのない言葉
男性職場が向いている女性は、
- はっきり意見が言える人
- 細かいことは気にならない人
- 女性がいない職場でも大丈夫な人
男性が多い職場には、メリットもデメリットもあります。
女性職場特有の悩みが少ない一方で、男性優位の環境やデリカシーのなさに悩まされることも。
だからこそ、自分がどんな職場環境を求めているのかをしっかり見極めることが大切です。はっきり意見を言える人や、細かいことを気にしないタイプの人には、男性職場が向いているかもしれません。
一方で、やっぱり女性職場の方が自分には合っていると感じる人もいるでしょう。
自分にとって「ここだけは譲れない」というポイントを押さえて、自分にぴったりの快適な職場を見つけてくださいね。